露「東のNATO」構想 米に対抗、上海協力機構が土台
露「東のNATO」構想 米に対抗、上海協力機構が土台 (産経新聞) - goo ニュース
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露「東のNATO」構想 米に対抗、上海協力機構が土台
2005年12月 9日 (金) 02:34
【モスクワ=内藤泰朗】ロシアが、中国や中央アジア四カ国などと作る上海協力機構(SCO)を土台に、新たな軍事機構の創設へと動いている。「東の北大西洋条約機構(NATO)」ともいえる機構の構想は、テロとの戦いなど「地域の安定」が目的とされるが、同地域で影響力を広げる米国に対抗する意味合いが強い。「反米軍事同盟」創設のもくろみは弱体化したロシアの現実を浮き彫りにしている。
ロシアのプーチン大統領は先月末、カザフスタンやタジキスタン、キルギス、ベラルーシといった親ロシア的な旧ソ連構成諸国で作る集団安保条約機構の参加国には、ロシアの最新型ミサイル防衛システムを提供する用意があると表明した。
大統領はシステムの詳細は明かさなかったが、ロシアはこのほか、各国軍人の教育やロシア製兵器の安価での供与、対テロ緊急展開や平和維持を目的とした特殊部隊の創設、集団防衛を目指す統一指揮系統の構築などを各国に提案していることを明らかにした。これらの軍事協力は、国連憲章にのっとったものという。
ロシアが軍事協力を呼びかけているのは、旧ソ連圏にとどまらない。
同国有力日刊紙、独立新聞によると、イワノフ第一副首相兼国防相は五日、モスクワでインドのシン首相と会談した後、ロシアが軍事基地を置いている中央アジアのタジキスタンに、特別にインド空軍のパイロットを養成する軍事施設を設置することを明らかにした。
経済成長著しいインドは、ロシア製兵器輸出の25-45%を占める重要パートナーであると同時に米国とも軍事、原子力平和利用協力を拡大しており、ロシアはインド懐柔に躍起となっている。
ロシアはさらに、核開発をあきらめないイランに対し、原子力分野で協力を継続する方針を固めているほか、ロシア製防空ミサイル供与の契約を締結、「反米国家」との協力関係を強めている。インドとイランは今年から、SCOにオブザーバーとして参加している。
ロシア国内では、「クレムリンはSCOを経済的な協力機構から軍事同盟にしようと模索している」(独立新聞)、「モスクワはウクライナやグルジアなど“反ロシア枢軸”創設に対抗措置を取らなければならない」(有力政治評論家、パブロフスキー氏)といった強硬意見が少なくない。
ただ、SCOの中核を成す中国は、同機構が軍事ブロックになることには慎重な姿勢を示しており、ロシア側のもくろみは困難な情勢にある。
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露「東のNATO」構想 米に対抗、上海協力機構が土台
2005年12月 9日 (金) 02:34
【モスクワ=内藤泰朗】ロシアが、中国や中央アジア四カ国などと作る上海協力機構(SCO)を土台に、新たな軍事機構の創設へと動いている。「東の北大西洋条約機構(NATO)」ともいえる機構の構想は、テロとの戦いなど「地域の安定」が目的とされるが、同地域で影響力を広げる米国に対抗する意味合いが強い。「反米軍事同盟」創設のもくろみは弱体化したロシアの現実を浮き彫りにしている。
ロシアのプーチン大統領は先月末、カザフスタンやタジキスタン、キルギス、ベラルーシといった親ロシア的な旧ソ連構成諸国で作る集団安保条約機構の参加国には、ロシアの最新型ミサイル防衛システムを提供する用意があると表明した。
大統領はシステムの詳細は明かさなかったが、ロシアはこのほか、各国軍人の教育やロシア製兵器の安価での供与、対テロ緊急展開や平和維持を目的とした特殊部隊の創設、集団防衛を目指す統一指揮系統の構築などを各国に提案していることを明らかにした。これらの軍事協力は、国連憲章にのっとったものという。
ロシアが軍事協力を呼びかけているのは、旧ソ連圏にとどまらない。
同国有力日刊紙、独立新聞によると、イワノフ第一副首相兼国防相は五日、モスクワでインドのシン首相と会談した後、ロシアが軍事基地を置いている中央アジアのタジキスタンに、特別にインド空軍のパイロットを養成する軍事施設を設置することを明らかにした。
経済成長著しいインドは、ロシア製兵器輸出の25-45%を占める重要パートナーであると同時に米国とも軍事、原子力平和利用協力を拡大しており、ロシアはインド懐柔に躍起となっている。
ロシアはさらに、核開発をあきらめないイランに対し、原子力分野で協力を継続する方針を固めているほか、ロシア製防空ミサイル供与の契約を締結、「反米国家」との協力関係を強めている。インドとイランは今年から、SCOにオブザーバーとして参加している。
ロシア国内では、「クレムリンはSCOを経済的な協力機構から軍事同盟にしようと模索している」(独立新聞)、「モスクワはウクライナやグルジアなど“反ロシア枢軸”創設に対抗措置を取らなければならない」(有力政治評論家、パブロフスキー氏)といった強硬意見が少なくない。
ただ、SCOの中核を成す中国は、同機構が軍事ブロックになることには慎重な姿勢を示しており、ロシア側のもくろみは困難な情勢にある。
by super_shinka2 | 2005-12-09 08:51 | 国際

